大阪市天王寺区にある一心寺は浄土宗の寺院で、特にお骨仏で知られています。

１２世紀に法然上人が創建し、長い歴史を持つ寺院です。

本堂のすぐそばに建てられた、新しい倉庫で蔵を模した建物となっている。

壁式鉄筋コンクリート造の上にしっくい調の外断熱を施した乾式外壁を設け、さらに内部には調湿が可能な桐材を設置することで三重構造を形成している。

屋根もまたコンクリート屋根の上に折板屋根を設けている。

年間を通した建物内外の温度差に大きく左右されないよう、それぞれの材同士の間に空間を設けることで通気層を確保し、建物への負荷を軽減できるように配慮している。

蔵の厳粛な雰囲気でありながら、木の桐材に包まれた空間となっている。

工事：新築

場所：大阪府大阪市天王寺区

用途：倉庫

規模：壁式鉄筋コンクリート造　地上2階建て

面積：153.34㎡